中国民航局の支局長、列車にはねられ死亡 自殺説浮上

【大紀元日本6月28日】民間の航空事業を管轄する政府機関「中国民航局」の支局で、中南部地区を管轄する「中南局」の局長兼共産党書記・劉亜軍氏(男、50代)が24日午後、高速鉄道で走行中の列車にはねられ死亡した。劉氏の死は、最近明らかになった一連の中国民航局の幹部汚職案件との関連性が浮上。中国「財新網」が伝えた。

事故発生後、中南局は正式な発表を行っていない。政府機関紙「新華社」は現地公安当局の情報として、同氏は広州市と深セン市を結ぶ高速鉄道で列車にはねられ死亡、死因は調査中であると報じた。

一方、業界内部の複数の関係者の証言では、同氏の死は自殺であり遺書も残しているが、その詳しい内容は分かっていないという。

最近、各航空会社のフライトの時刻決定をめぐって、中国民航局内部の複数の幹部汚職事案が発覚、中国政府が調査している最中である。劉氏は以前、その業務に当たっていたという。

また、劉氏が率いる中南局の所轄航空会社「南方航空公司」の7人の中間・高級管理職が9日、湖南省検察院に連行され取調べを受けたばかり。その前の5月18日、「中国民航局」運輸司の元トップで、北京首都空港の元理事長・張志忠氏が逮捕された。さらに、同空港の元副社長・黄剛氏、「中国民航局」の元副局長・宇仁録氏、華北局の局長・黄登科氏、「国家発展改革委員会」交通運輸司の元部長・匡新氏などの大物幹部も相次ぎ逮捕された。

(翻訳編集・叶子)
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