中国が海外で「間諜戦」:外交官二人、ドイツ裁判所にスパイ容疑で取調べ 法輪功監視で

【大紀元日本6月30日】ドイツ最大の週刊誌「デア・シュピーゲル」最新号の記事によると、ドイツ裁判所は最近、中国共産党の二人の高官に対して、現地の法輪功団体を対象とするスパイ活動を行ったとして取調べを進めている。その一人は副部長(副大臣に相同)級の高官で、中国の国家治安や秘密情報組織にあたる「610」弁公室の北京本部からの指示の下、在独の法輪功団体に対して、情報提供者を育て上げ、法輪功関係者のメールなどの情報を窃盗するなどのスパイ行為を行ったという。

今月21日、ドイツ内政部は「09年度憲法保護報告」を公表、中国とロシアがドイツでスパイ活動を最も多く行っている国家であると指摘したばかり。同報告は、両国が行ったスパイ活動は経済、政治、軍事など多領域にわたっており、中国の駐ドイツ大使館がスパイの大本営であると指摘した。

メルケル首相の中国訪問を前に、中共高官のスパイ行為に対する摘発は、中独関係に影を落とす恐れがあると「デア・シュピーゲル」はコメントしている。

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