多発するトラックの無謀運転で事故死 南京市民、怒りを爆発大騒動

【大紀元日本6月30日】中国南部の南京市で27日18時40分頃、2人が死亡1人が負傷する交通事故が発生した。事故は最近南京市で無謀運転で多くの死亡事故を起こした大型トラックによるもので、現場に集まった数百人の市民は怒りを爆発させた。警察に連行された加害者の運転手に暴行を加えようとして、パトカーをひっくり返すなどの大騒動に発展した。

現場の目撃証言によると、加害車両は建設用土砂を運送するトラックで、運転手はハイスピードで赤信号の交差点に入り、直進走行中の一台のバイクに激突したあとも30メートル以上引きずって走った。バイクに乗っていた3人のうち、妊婦と幼児が即死、男性は足の指を折るケガを負った。事故直後、運転手はトラックから降りて逃走を図ったが、後に警察に身柄を拘束された。

事故検分のために、警察が運転手を現場に連れ戻したが、集まった数百人の市民は怒り心頭で、運転手に暴行を加えようとした。止めに入った警察は運転手を一旦車に保護したが、市民らはその警察車両をひっくり返し、特殊警官隊が出動するなどの大騒ぎとなった。

ある現場目撃者は、「現地では建設用トラックの無謀運転が非常に深刻である。無謀な割り込み、スピード違反、過積載は日常茶飯事で、それによる死亡事故も多発している。通行料を支払う工事車両には政府の監督・管理は非常に甘い。このようなトラックに市民の怒りは積もりに積もって、今回の大騒ぎに発展した」と話した。また、ネット上で「これらの大型トラックは昼夜を問わず、クラクションを鳴らし、ハイスピードで通り抜け、積んだ土を道路上にこぼし、空気中にも埃が充満。騒音で家が揺れるほどで、全くの無法地帯だ」といった書き込みも見られた。

(記者・古清児、翻訳編集・叶子)
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