<上海万博>国宝「人魚姫」が飛び込み台に? デンマーク館スタッフの深夜遊泳

【大紀元日本7月3日】上海万博デンマーク館のシンボル、アンデルセン童話で有名な「人魚姫」をモチーフにした「人魚姫像」が佇む池で、6月30日の深夜、同館のスタッフたちがそれによじ登ったり、水遊びをする映像が監視カメラにより映し出された。中国の国内メディアが伝えた。

この「人魚姫像」の彫像は1913年に作られ、97年来デンマークの国宝と見なされて来た。普段はコペンハーゲンの港に鎮座しているのだが、上海万博での展示のため初の「出国」となった。遠く上海にいる人魚姫の姿は館内のカメラに収められ、リアルタイムで故郷の港に映像を流しているほか、インターネットでも専用サイトを設け、常時見られるようになっている。

6月30日の午前1時にたまたま「人魚姫」の姿を見ようとサイトを開いた史さんの目に映ったのは、人魚姫の池で楽しげにはしゃぐ男女2人の姿。2人は泳いでは、人魚姫像によじ登り、人魚姫に寄りかかりポーズを取ったり、飛び込み台にして池に飛び込んだりとやりたい放題。周りにギャラリーも数人いて、楽しそうに「観戦」。こんな予想外の映像に史さんは慌ててカメラを向け、問題の深夜

不届き者の深夜遊泳(映像スクリーンショット)

遊泳の画像を収めた。

デンマーク館側は、1日、国内メディアの報道を受けて、2人は同館のスタッフだと釈明。同日は上海万博の「デンマークデー」だったため、夜スタッフらによる打ち上げパーティーが開かれ、その余興でやってしまったと説明した。

デンマーク館は、この2人を咎めない姿勢を取っているが、インターネットでは「他人の宝物を預かっているんだから、不謹慎すぎる」「どうして恥ずかしいことがこんなに多いのか」と自国民のマナーの悪さや数々の珍事件に憤慨する声が多く聞かれる。



(翻訳編集・張YH)

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