「路面で目玉焼き」 北京市、59年来の高温を記録 中国各地で熱波

【大紀元日本7月7日】中国はこのところ、広い範囲にわたって猛暑に見舞われている。5日の北京、気温は40.6度を記録し、地表も昼頃には60-68度にヒートアップ。灼熱した路面に卵を割り落としたら、3分後にはちゃんと「目玉焼き」が出来ていたという。

5日に続き、6日の北京市内はさらに炎熱状態。朝8時30分頃、市内を走る路線バスが突如発火したと国内メディアが報じた。出火の原因はエンジンが高温にさらされたためと見られ、気温との関連性も否定できないという。

6日昼、最高気温が41.8度に達し、7月上旬としては59年来の最高気温を記録した。

記録的な炎天下のため、北京駅で乗車券購入に並んでいた27歳の青年が5日、熱中症により急死。北京市内の各病院は、熱中症患者で溢れかえっているという。

北京市では2日から37度以上の高温が続いている。連日続く猛暑のため、北京では電力・水力の需要が大幅に増加。5日の電力使用は史上最高の1435.4万キロワットを記録し、供水量も268万立方メートルと、今年最高となった。

高温気象は北京だけに止まらない。中国の大部分の地区で先月末から40度近い猛暑が続いている。黒竜江省や吉林省、内モンゴルなどでも観測史上最高気温を記録した。気象専門家は「南方は湿度が高いため蒸し暑く、北方は逆に乾燥しているために暑い」と述べており、今後もしばらく高温が続くため、熱中症への注意などを呼びかけている。

(翻訳編集・張YH)
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