米韓共同軍事演習、中国の反発で海域変更 日本海の可能性も
【大紀元日本7月14日】韓国の哨戒艦「天安」の沈没事件をうけ、対北朝鮮制裁措置の一環として、米韓両国は沈没現場の黄海で共同軍事演習を行うと決定した。しかし、中国当局からの強い反発で、黄海では実施しない方向となり、日本海か韓国南部の海域に変更される可能性が高いという。
公海で行う予定の米韓両国の軍事演習は国際法に違反しないと認めていた中国政府は先週、中国の領海に近い黄海での大規模軍事演習に反対すると正式に表明した。中国外交部の秦剛・報道官は同日の定例記者会見で、外国の軍艦が中国の領海に近い黄海に入るのに断固として反対すると示した。
中国共産党の機関紙「人民日報」傘下の「環球時報」は、同日の社説で同軍事演習について、「中国の国家安全保障への明確な挑発である」と評した。軍部の羅援少将は、「米国空母がもし現れたら、(我々の)標的になる」と述べた。
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