人気ブランド米「五常香米」、大部分は偽造品 香料で香りつけか=中国

【大紀元日本7月15日】香りがいいとして中国国内で大人気のブランド米「五常香米」の大部分が偽造品であることが分かった。偽造の手法は、普通米に香料で香りを付け「香米」に変身させるもので、西安や、産地の黒龍江省五常市で大規模な摘発が行われた。 

黒龍江省五常市が生産する「五常香米」は、最も優良な国産米として、中国国内での販売価格は普通の米より遥かに高い。濃厚な香りを有する「稲花香」という銘柄は、五常香米の中でも特に人気のブランドである。「稲花香」を植えている田んぼから遠く離れていてもそのほのかな香りが漂うという。

ところが最近、五常香米の大量偽造が発覚した。現地米加工工場関係者の話によると、「五常香米」の年間生産量は80万トンしかないのに、五常市から全国各地に出荷するいわゆる「五常香米」は年間1千万トンを上回る。その大部分は香料で香りを付けた偽造品だという。

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