北京市近郊 出稼ぎ労働者を囲い込み 「犯罪撲滅」のための管理か

【大紀元日本7月17日】北京市近郊の出稼ぎ労働者など低収入層が主に集まる村々で、最近、村を取り囲む高い塀が建設され、監視カメラが付けられ、入り口では鉄の門が設置され、警察と警備員が24時間体制で巡回している。随時に身分証明証の提示が求められ、夜間は村全体が閉鎖される。

「よそからの人口が多いため、閉鎖式の管理をする」。郊外の「老三余村」の郭瑞豊村長は、中国紙「南方週末」の取材に対して、こう語った。

数百万人の農村からの出稼ぎ労働者が増え続ける犯罪の原因であるとみて、北京市政府はこのほど、近郊16の村で、このような「閉鎖式管理」を実施している。夜11時から翌日6時まで、村では鉄の門を全部施錠し、住民は出入りできない状態に置かれている。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。