小鳥と「さえずり」を交わす6歳の少女=中国吉林省

【大紀元日本7月18日】人とはおしゃべりが出来ると言ったら、あなたは信じるだろうか―。

地方紙「新商報」によると、中国吉林省・杏林小学校に通う6才の紀暁卉ちゃんは、小鳥とおしゃべりができるという。小鳥のいる場所から20~30メートル離れた所に住む暁卉ちゃんは、音に高低をつけ、長さの違う「さえずり」を小鳥たちにする。それから、母親に「あの小鳥は私に『おはよう』と言ってくれたのよ」小鳥の言葉を通訳するのが日課だ。

暁卉ちゃんの母親は、「家の向こうに、一羽のハッカチョウを飼っている家があります。娘はいつもあの鳥をあやしていますが、そのうち娘が鳥のいろいろな鳴き声のまねをすることができることに気がつきました。初めはそんなに気にしていませんでしたが、その後は会話もできるようになったようです」と話す。

人の声を真似るムクドリ科のハッカチョウは、中国で親しまれている鳥のひとつ。鳥たちが人の声を真似るように、年配の人や小さい子供たちも鳴き声のまねをする。しかし、暁卉ちゃんのような会話にはならない。彼女によれば、ハッカチョウとは「ご飯を食べたか」「何をしているの」「またね」といった日常的な会話をしているのだという。

母親は「これは物まねの一種なんだと思っています。中国の他の地方でもこれが出来る人がいるようですから。でも誰かに教えてもらったわけでもないので、とても不思議に思っています」と話した。

(翻訳編集・加藤真由美)