従業員連続自殺の「富士康」、新たな転落死事件

【大紀元日本7月22日】7月20日、広東省佛山市にある世界大手の電子部品メーカー「富士康」のグループ企業で、18歳の実習生がビルから転落・死亡した。自殺か事件かについて、関連当局は調査を行っている。

「新華社」の報道によると、死亡したのは河北省石家荘市の専門学校からの女性実習生で、夏休みに同社のグループ企業「南海奇美公司」に派遣され、まだ数日間しか勤務していなかった。7月20日早朝、同社の寮の6階から転落・死亡した。

報道は事情を知る人の証言を引用した。それによると、同実習生は、無断欠勤が社内規定に反するため、7月5日付けで解雇されたが、事件の発生まで寮に留まっていた。

「南海奇美公司」は今年3月に「富士康」に買収され、グループ企業の一部となった。今年初めから6月までの間、「富士康」では12人の従業員の自殺が相次いだ。今回の実習生の死因について、警察当局は今後調査していくとした。

一方、国内メディア関係筋によると、事件の拡大を警戒する当局が広東省の現地メディアに、同事件に関する取材を行わないよう通達を出したという。

(翻訳・叶子)
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