W杯北朝鮮代表、「思想批判」の対象に キム監督、建設現場で強制労働か
【大紀元日本7月30日】W杯南アフリカ大会に出場した北朝鮮代表が帰国後、3戦全敗した責任を問われ、400人による「思想批判」を受けたと、米政府系放送局「自由アジア放送(RFA)」が27日に報じた。
同報道によると、今月2日、平壌の人民文化宮殿で代表選手とキム・ジョンフン監督を対象とした6時間に及ぶ「思想闘争会議」が行われた。同会議では国家指導部副部長やパク・ミンチョル体育相も出席したなか、金日成総合大学の体育学部の学生ら400人が、次々と代表選手や監督を糾弾した。辛口で有名なサッカー解説員イ・ドンギュ氏も、全選手を個別に批判したうえ、キム監督の戦術の失敗に痛烈な批判を浴びせた。
金正日の後継とされる「金正雲(キム・ジョンウン)青年将軍の信頼を裏切った」として、会議の最後には、選手1人ずつキム監督批判をさせられ、敗戦の全責任をキム監督に負わせたという。この会議の後に、キム監督は党から除籍され、平壌の建設現場で働かされているとの噂も広まっている。
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