乾隆帝時代の花瓶 6800万円で落札=英国

【大紀元日本8月10日】英国サウスアンプトン(Southampton)で数十年間も眠っていた、中国・乾隆帝(けんりゅうてい)時代の皇帝御用逹の花瓶一対が今月初旬、アンティーク・美術品のオークション会社「デュークス(Duke’s)」から、50万英ポンド(約6800万円)で海外の買手に落札された。

デュークスによると、花瓶の高さは約25センチで、精巧に描かれた花柄と色彩の鮮やかさからチベット地方のデザインだという。花瓶の底に「大清乾隆年製」と記されていることから、18世紀中期に宮廷内の仏堂に置かれていたものか、あるいは宮廷や寺院で行われる儀式に使用されたものと専門家らは説明している。

花瓶の所有者は定年退職した夫婦で、結婚した時、新郎の父親が祖父から受け継いだものを自分たちへプレゼントしてくれたと話す。今回のオークションで初めて花瓶の価値を知った夫婦は、「とてもうれしいです」「この花瓶は我々の退職後の生活に変化をもたらしてくれました」 と満面に笑みを浮かべて話した。

デュークスによると、近年中国人の買手が増えるにつれて、乾隆帝時代の磁器のオークション価格は明朝時代のアンティークより高くなり、その値段は3年前の5倍になったという。また今回は海外の買手のために、会場に10本のホットラインが設置され、リアルタイムで海外からも競りに参加できるように特別な手配がされた。

(記者・馬千里、翻訳編集・豊山)
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