雲南省の大規模土石流 行方不明90人に

【大紀元日本8月20日】中国西南部の雲南省怒江州貢山県で8月18日早朝に大規模な土石流災害が発生。政府系の発表によると、行方不明は90人に達している。

前日の夜、同県は豪雨に見舞われ、300メートル幅の土石流が発生した。200メートル幅の道路が寸断され、橋一基が倒壊。交通と通信は一時不通となった。

被災地は怒江州の北西部に位置する。新華ネットの報道によると、土砂が怒江に流れ込み、水流を完全に遮断した。このため、怒江の上流水位は6メートル上昇し、被災地と怒江流域の住民1千人余りが緊急避難した。同災害による直接的な経済損失は1.4億元(約19億円)に達するという。

現地政府の公表によると、18日夜22時までの被災者数は275人、死者1人、行方不明90人。63人は救出されたが、うち10人は重体。

一方、被災地である普拉底(プラディ)郷の村民・余さんは、死者の数は70人以上だと話した。

「月各河の向こうに鉄鉱工場があるが、工場とそこの人たちは全て流れに飲み込まれた。川沿いに住んでいた人たちも。70数人が死んだと聞いた」という。

プラディ郷のミグ村では今年7月26日、建設中のダムで土石流が発生し、11人が死亡した。

(記者・洪寧、翻訳編集・叶子)
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