「新華社だって嘘を言う」 新疆爆発事件、地元公安局が否定

【大紀元日本8月24日】新疆ウイグル自治区のアクス市郊外で19日に発生した7人死亡14人負傷の爆発事件について、地元公安局は香港メディアの取材に対し、事件の発生を完全否定した。

香港メディア・明報によると、事件後、同紙記者が3回にわたって、地元アクス市公安局に電話取材を試みた。

午後3時頃の1回目の取材に対し、女性警察官が「何を聞きたがっているのかわかっています。それは嘘です。そんな事件は発生していません」と話した。

2度目の電話で、同紙記者は新華社通信はすでに事件について報道していると話すと、「新華社だって嘘を言います。公安局の情報に基づいてください。でたらめな報道をすると、法律上の責任が問われます」と完全否定した。

午後6時、すでに地元政府が記者会見を開き、事件の初動調査の結果も公表された後、明報の記者は3度目の取材を行った。同警察官は態度を変えず、「メディアは何も知らないのに、勝手に報道しています。起きていないです。そんな事件は起きていません」と改めて否定した。

同事件について、同自治区政府報道官の話によると、事件を起こしたのはウイグル族の男女2人で、女性はその場で死亡し、男性は逮捕されたという。容疑者が電動三輪車に爆発物を積み、通行人の中に突っ込み、5人が即死、2人が病院に搬送される途中で亡くなったとされる。

一方、国際記者連盟(本部ブルソル)20日の声明によると、新彊の爆発事件について、中共中央宣伝部は全国のメディアに報道禁止令を通達し、同事件についての報道を禁じた。

(翻訳編集・張YH)
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