漢方生薬から基準値超過の硫黄が検出=中国
【大紀元日本9月6日】先日、広州市清平の生薬問屋で行なわれた抜き打ち検査で、13種の生薬のうち、半数以上から1キロ当たり500ミリグラム以上の硫黄が検出された。この数字は、国際基準をはるかに超えている。中国紙「新快報」が伝えた。
中国では漢方生薬を硫黄(いおう)で薫製にすることを「打磺(だこう)」と呼ぶ。これは防虫や品質保持のために行われているが、最近、硫黄の粉末を直接生薬にふりかけるやり方が流行っている。それによって、生薬の硫黄含有量が基準値を遥かに超えるケースが多いという。
業界関係者によると、基準の混乱や管理の不徹底により、「打磺」は野放し状態で、二酸化硫黄は漢方生薬界の「メラミン」と呼ばれている。専門家は、過度に硫黄を使用すると生薬の性質を変化させ、重金属中毒を引き起こす可能性もあると指摘する。
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