中国石油、原油流出事故の賠償責任を放棄か

【大紀元日本9月16日】大連市の海域で中国史上最大規模の原油流出事故が発生してから2ヶ月近く経つが、海の汚染により深刻な経済損失を受けた漁業関係者はいまだに損害賠償への回答を得られていない。関連訴訟も中国石油天然ガス集団に阻止されて受理されていない。

中国国内メディアの報道によると、事故の責任者側、国営企業大手「中国石油天然ガス集団」(略称・中石油、英語名Petro China)は被害漁民の損害賠償の要求を無視しているという。

一部報道によれば、中石油は損害賠償の要求に反応しない中、8月はじめには表彰大会を開き、同事故への対応を讃えて、社内の主要管理職や関連部署、個人などを大量に表彰した。それに対し、「まるで事故の責任者側ではなく、救援活動の英雄に変身した」と非難の声が浮上した。

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