金総書記の後継者に新たな説 実妹の金敬姫氏か=韓国紙

【大紀元日本9月21日】金正日総書記が三男の金ジョンウン氏にではなく、実妹の金敬姫(キム・ギョンヒ)氏に権力を移譲する可能性が高いと韓国紙・韓国時報が19日、新たな説を唱えた。13日に、カーター元米大統領が中国の温家宝首相の話を引用し、金ジョンウン氏の継承説を否定したばかりである。

同紙によると、44年ぶりの朝鮮労働党代表者会議が延期されたことで、金総書記の後継者問題が再び多くの憶測を呼んだ。金ジョンウン氏は「若い上、経験がない」ため、その叔母に当たる金総書記の妹の金敬姫氏がもっともふさわしい人選だと同紙は分析している。

今年64歳の金敬姫氏は、朝鮮労働党軽工業部部長、中央委員会委員という労働党の重職に就いており、金総書記の厚い信頼のもとで、今年の金総書記の公開活動に最も多く随行した人物である。

一方、まだ20代の金ジョンウン氏が主導したと伝えられるデノミネーション(通貨単位の切り下げ)が昨年失敗に終わっていた。

先月末から今月にかけて北朝鮮と中国を訪問したカーター元米大統領は、13日にカーターセンターウェブサイトに載せた報告書で、6日に北京で会った温首相が「三男の金ジョンウンの予想された昇進について、金総書記が『西側の間違った噂』だと述べた」と伝えたことを明らかにしていた。

(翻訳編集・張YH)
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