釣魚島を12回も往復 「気が狂った」日本巡視船=中国漁業監視船ルポ

【大紀元日本9月30日】「(郵政)201号の陳偉・副船長は、外の巡視船を指しながら、釣魚島を巡視することは(日本船を相手に)遊んでいるのと同じだと話した。確かに24日夜から(郵政)201号は釣魚島の周囲を一周し、その後、島の南側を半円を描くように12回半も往復した。日本の海上保安巡視船が一刻も離れることなく後ろに付いてきている…『あと何日か経ったら、彼らは気が狂う』と陳偉・副船長は語る」

中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は28日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で巡視する中国の漁業監視船2艘に同紙記者が乗り込み、現場の模様を伝える連載ルポの5回目を掲載した。この2艘の「漁政巡視船」は関連海域で日本海上保安庁の巡視船8艘に尾行・騒乱されて、危うく衝突しかけたりしているなどと報じた。

5回目のルポでは、27日朝、中国「郵政201号」船に日本海上保安庁巡視船PLH03から「日本領海に入ろうとしている。直ちに向きを変えろ!」との警告に対し、「郵政201号」は日本船に「中国領海での巡視は正当であり、我々はいかなる威嚇や脅しにも屈しない。直ちに中国の水域から離れなさい」と返答し、強い意思を示したと報道。

同巡視船2艘は、23日から尖閣諸島海域に入った。27日、日本政府は中国に対し、2艘の撤退を求めていた。

中国の漁政機関の政府関係者はこのほど、尖閣諸島周辺での漁政巡視を今後、日常化させ、さらに態勢を強化すると表明した。

(日本語ウェブ翻訳編集チーム)
関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明