中国、日本の為替介入を警戒 人民元切り上げ圧力増の恐れ
【大紀元日本10月5日】尖閣諸島問題をめぐり、日中両政府の対立が深刻化する中で、9月27日、一部の中国メディアが相次いで、日本の為替介入で人民元切り上げ圧力がさらに強化されたことへの懸念を示す記事を報じた。
国営新華社通信傘下の「環球時報」は9月27日、中国現代国際関係研究院日本研究所の劉軍紅・研究員が投稿した「人民元を上昇させる日本の為替介入を警戒せよ」との評論記事を報じた。劉氏は同評論の中で、日本の単独為替介入で国際人民元への国際投資資金(ホットマネー)の流れが加速し、対ドルの人民元為替基準レートが連日上昇し、過去最高値を更新していたと非難した。
また、劉氏は9月28日付けの「財経」誌の取材に対して、「日本の為替介入で東アジア通貨が下落した中、人民元だけは上昇圧力が高まり、中国経済のリスクが拡大する恐れがある」と述べた。
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