中国に4万人のハッカー、サイバースパイや破壊活動に参与=独紙

【大紀元日本10月6日】サイバー空間は陸・海・空・宇宙に続く5つ目の戦場となっている。このサイバー戦場で今世界一の「軍事力」を持つのは中国であり、サイバースパイやサイバーへの破壊活動に参与しているハッカーは4万人以上にのぼる。ドイツテレコムのオンライン報道が伝えた。

中国によるEU諸国の外務省を狙ったハッキング事件が多発しているという。ドイツ通信社によると、オーストリア外務省のコンピュータシステムが9月、中国のハッカーによる攻撃を受けた。

同省スポークスマンの話では、今回のハッキング行為は明らかに中国によるものと同国テロ対策チームは断定しているが、具体的な犯行グループは特定されていない。侵入を察知したコンピュータシステムが警報を発したため、データの流出が瀬戸際で止められたという。

北大西洋条約機構(NATO)は、サイバー空間での軍備増強に取り組んでいるとドイツテレコムの報道が明らかにしている。また、オバマ大統領も今年4月、自国のネットワークを防御するため国防省にサイバー司令部を新設したが、配置された千名のサイバー兵士が少なすぎると専門家は指摘している。一方、イランは世界2位のサイバー軍を持つと主張している。

今年4月には、中国のサイバースパイ組織がインド国内の多数のコンピューターをハッキングし、インド政府の軍事情報やチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の送信メールを盗んだとの調査報告書も発表されている。

(翻訳編集・張YH)
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