党大会開幕 熾烈な権力闘争 胡へのけん制に改革派も動くか=英メディア
【大紀元日本10月15日】中国共産党第17期第5回中央委員会全体会議(5中総会)が今日、北京で開幕する。開会を控え、党の各派閥は熾烈な権力闘争を繰り広げている。次期の最高指導者として有力な習近平を支持する太子党と、胡錦濤主席が代表する団派との間の争いのほか、次期でも軍事委員会主席の座に留まろうとする胡主席の野心に、温家宝首相が代表する改革派も胡錦濤をけん制する動きをしているとの見方がある。英BBCが香港の時事評論家・林和立氏の記事を掲載した。以下はその抄訳。
現国家副主席の習近平が順調に軍事委員会副主席の座に着けるかどうかが、今回の総会の大きな焦点となっている。
幹部子弟である太子党の代表とも目されている習近平は、江沢民前国家主席に連なる「上海幇」(上海グループ)に支持されているが、党内最大派閥である共青団派閥のトップで現国家主席の胡錦濤との関係は良好とは言えない。胡はかねてから、習近平の「早すぎる軍事委員会入り」に反対する意思を示している。習が軍事権を握り、勢力を拡張してしまえば、胡の出身母体である共青団派閥のメンバーの昇進が阻まれてしまうと警戒しているからだ。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。