何清漣:魔法のランプの中の「愛国主義」
【大紀元日本11月1日】魔法のランプの中の「愛国主義」は主人の言いつけを引き続き聞いてくれるだろうか。
一連の中国各地の反日デモは10月16日に始まり三日続いた。中国のいわゆる「遊行示威法(デモ実施法)」は事実上すでに「禁止遊行示威法(デモ禁止法)」に変わった。このことから人々はこれらのデモが政府に操られたものだと容易に推測できる。ところが、20点xun_ネ降、中国の一部都市の大学では教育部の最新の通知によって相次いで学校を封鎖し、学生が街に出て反日デモに参加できないようにした。政府のやらせたり抑えたりする挙動を、多くの人は理解できず、お上の考えは分からないと感じている。
中国政府は当然ながら、このデモを民衆の「自発」だという。しかし、事実は、20世紀90年代から、中国政府は狭隘な民族主義を下敷きとした愛国主義という「魔神」を創りあげ、厳格なコントロール下にある政治的「魔法のランプ」に収めてきたのである。 1999年のベオグラード中国大使館爆撃事件、及び2001年の中米軍用機衝突事件発生の後、中国当局は愛国主義を利用したこの種の国家ゲームで、狙いをつけた外交利益を勝ち取るかということを計ってきた。
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