<上海万博>宴はお開き 喜べない中国人 翻弄される日本人
【大紀元日本11月3日】10月31日、184日間にわたった上海万博の宴もようやくお開きとなった。日本のヒットソング盗作騒ぎではじまった上海万博は、その後の不穏な日中の半年を予告したようだ。半年間、上海万博は日中関係の温度計として敏感に働き、時には友好の象徴として、時には抗議の手段としてその作用を果たした。一方、宴の主人であるはずの中国人も「やっと終わった」と自らの心境を表し、華麗な外観に隠された内実を、中国人自身が一番よくわかり、一番むなしく感じているのだ。
喜べない中国人
「ドイツ人の友人は、上海にホームレスは見当たらないし、豊かで清潔で、ベルリンと比べるとまるで天国のようだと感心していた。僕は言えない、万博が始まる前に上海のホームレスが上海から追い出されたことを。僕は言えない、我が政府の警察車は車内が汚されるのも恐れずに、社会の底辺で喘ぐ彼らを見ず知らずの都市に置いて来たことを。僕は言えない、あなたの車を停めさせるために、あなたから尊重を得るために、我が政府は人々の家をむりやり取り壊したことを」
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