【呉校長先生の随筆】校長先生のカウンセラー
【大紀元日本11月4日】新学期が始まり、3週間が過ぎた頃、新入生のメイちゃんが放課後に必ず校長室に顔を出すようになった。自分の家族や小学校時代のこと、学校や家での出来事など何でも話してくれる。ここ1カ月、メイちゃんは校長室に一日も欠かさず立ち寄っている。
クラスメイトは好きかと尋ねると、メイちゃんはちょっとうつむいて、「好きではありません。校長室に来るのが好きです」と答えた。私は半分嬉しかったが、あとの半分は、彼女が同じ世代の子どもと接点が見いだせないことを懸念した。
風が強く吹いたある日、私は薄くなった髪の毛を守るために帽子をかぶった。すると、メイちゃんは私のコンプレックスを察したかのように、何と私にカウンセリングを始めた。
関連記事
身近な卵が、実は脳や筋肉、目の健康まで支える完全栄養食だと知っていますか?最新研究と実用的なコツから、卵の本当の力と毎日の取り入れ方を分かりやすく紹介します。
第一次世界大戦の塹壕で、敵同士の兵士が同じクリスマスの賛美歌を歌い、銃を置いた夜があった。天使ではなく、人の声が「地に平和あれ」を響かせた奇跡の物語
冬の冷えで不調を感じやすい季節に。中医学の考え方から、腎を温め心と脳を守る「にらラーメン」を解説。身近な食材でできる、冬の養生をやさしく学べる一編です。
抗うつ薬は本当に「脳の不調」を治しているのか。元FDA医師が、化学的不均衡説の限界と長期投薬のリスクを指摘し、うつ病治療を根本から見直す必要性を訴えます。
なぜ私たちは、気づかぬうちにネガティブ思考の渦に飲み込まれてしまうのか。脳科学と最新研究から「絶望のループ」の正体をひもとき、抜け出すための具体的なヒントを探ります。