「富士康」で、また飛び降り自殺 今年で14人目=中国深圳

【大紀元日本11月6日】EMS世界最大手の「富士康」(フォックスコン)の深圳工場で5日、新たな飛び降り自殺があった。

富士康では今年に入ってから自殺が相次ぎ、8月までで13人に達していたが、その後は自殺連鎖が止まっていた。

今回自殺した従業員の性別、年齢などの情報は公開されていない。自殺事件に関して、新華ネットは最初は報じていたが、後に削除したとみられる。新華ネットの情報を転載した一部のサイトも、タイトルはあるが記事は開かない状態になっている。

削除された新華ネットの報道によると、飛び降り自殺は5日の早朝に起き、その後の懸命な救命作業の甲斐もなく従業員は死亡したという。

台湾メディアは、従業員がビルの屋上に出たあと、情報を聞いて駆けつけた工場側が、2時間にわたり説得を試みたが失敗に終わった、と伝えている。

一方、10月30日の中国中央テレビで、富士康が所属する鴻海集団(台湾資本)の郭台銘・総裁は従業員の自殺について、自責の念を語ったばかりだった。番組は6日にその2回目を放送をする予定だった。

同社の一連の自殺は、中国での賃上げムードやストライキブームに火を付けることとなった。

(翻訳編集・張凛音)
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