初の隕石孔を発見=中国遼寧省

【大紀元日本11月21日】中国遼寧省の鞍山市にある巨大な碗形の盆地は、約5万年前に隕石が地球にぶつかってできたものであることが科学者らの研究によって明らかとなった。それによると、隕石の大きさは約100メートル。

盆地の広さは、直径1.8キロメートル、深さ150メートル。研究に携わった陳鳴(チン・ミン)博士らによると、この場所からはコーサイト(Coesite)が発見されており、隕石孔である可能性が高いという。

現地の村民たちの説明によると、この盆地にはさまざまな異常現象が起きている。そのうちの一つは、地下水が出ないことだ。

1958年、村民らが数十カ所の井戸を掘ったが、どんなに深く掘っても、黒い堆積泥が出るばかりで地下水は得られなかった。盆地の表面には青々とした植物が生い茂り、地表の水はとても豊富であるにもかかわらず、地下水はでてこない。村民らは皆、奇怪に感じたという。

村民らは穴を掘り、黒土と表面黄土の臨界箇所からしみ出る水を抽出した。しかし、このようにして抽出した水には薄い油脂が浮かんでおり、沸かすと赤く変色し、渋くて飲用水には適さなかった。

さらに、掘り出した黒土は太陽の光があたると青く変色し、火で燃やすと白色の灰になる。黒土が燃える時には強烈な悪臭が出るため、燃料には適さないことも分かった。また、堆積泥層からはいくつかの大型脊椎動物の骨格が掘り出されたこともあった。

研究者らは、衝突の後、隕石孔内にあった大多数の植物が圧縮し、地下に押し込まれた後、炭になったと考えている。従って、同盆地の土は黒色の「泥炭土」であり、乾かした後、火をつけると燃えるという。「泥炭土」の水質は悪く、井戸を掘っても水が出ないことが分かっている。

同研究は7月、ジャーナル『地球と惑星科学通信』(Earth and Planetary Science Letters)に掲載された。

(翻訳編集・柳小明)