訪日中国人・香港人客 9ヶ月ぶり減少 日本人訪中意欲も著しく減退
【大紀元日本11月26日】日本政府観光局(JNTO)が24日に発表した報告書によると、9月まで毎月前年同月比で過去最高を記録していた中国人訪日客が10月、1.8%減となり9ヶ月ぶりに落ち込んだ。また同事件の影響で、香港からの訪日客も前年同月比で2割以上減少していることも明らかになった。
要因として、日中間の関係悪化のきっかけとなる尖閣諸島沖の漁船衝突事件の報道の影響や、中秋節などの大型連休の時期の変動、円高などが考えられている。
JINTOの報告書は、中国からの訪日客数は7月のビザ緩和政策などをうけて9ヶ月間大幅な伸びが続いていたが、漁船衝突事件以降、中国の一部の地方旅遊局では、現地の旅行会社に対して訪日旅行の募集自粛を命じたことなどが、中国人訪日客の減少につながったと分析している。また10月1日には、日系航空会社によって減便措置がとられ、航空座席供給量がさらに減少したことなども影響しているという。
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