<ウィキリークス>ナンシー・ペロシ米下院議長の訪中 当局は「死ぬほど怯えていた」

【大紀元日本12月2日】内部告発サイト「ウィキリークス」がインターネット上で公開した米政府の外交公電によると、昨年5月のナンシー・ペロシ米下院議長の訪中に、中国外交部は「死ぬほど怯えていた」という。

リークされた資料によると、ペロシ議長は訪中前、北京駐在の米国外交官を通して中国外交部にペロシ議長のチベット訪問を要請したが、当時の外交部副部長の何亜非氏は「訪中スケジュールがすでに過密」との理由で、米国側の要請を断った。

ところが、カザフスタン駐在の中国大使の程国平氏は宴会の席で、同じくカザフスタン駐在のリチャード・ホーグランド米国大使に、「彼女(ペロシ氏)の訪問に、外交部は死ぬほど怯えていた」とチベット訪問の要請を断った当局の危惧を明かした。

ペロシ議長はアメリカでも中国に対して最も厳しい姿勢をとる議員の1人と言われている。同氏は、1991年の訪中で、天安門広場で「中国の民主化のために犠牲になった人々へ捧ぐ」と英語と中国語で書かれた横断幕を掲げる一幕を見せた。

さらに、ペロシ議長は中国政府の人権抑圧政策を批判し、少数民族、特にチベット族の境遇に関心を寄せている。2008年3月に起きた中国政府によるチベット人への弾圧事件の直後、同氏がダライ・ラマ14世と会談し、中国政府の怒りを買っていた。

(翻訳編集・張凛音)
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