【フォトニュース】イラン産ウラン精鉱が初出荷 政府「自給自足を果たした」

【大紀元日本12月7日】イラン国営メディアによると、同国原子力庁のサレヒ長官は5日、中部イスファハンの核技術センター前で会見し、濃縮ウランになる前の中間製品「イエローケーキ」を自国で製造して同施設へ初出荷したと発表した。サレヒ氏は「イランは自給自足を果たした」と述べた。

仏AFP通信などはイランのウラン精鉱の発表について、6日にはじまった国連加盟国6カ国とイランとで話される核開発問題協議を前日に控えた発表であったことを指摘し、「欧米などを牽制する目的とみられる」と報道している。

イランにおけるウラン利用の自給自足計画は、前ハタミ政権が宣言した「国産ウランを利用した核燃料サイクル計画」から継承されている。2002年12月には原子力庁は、「2012年までに600万キロワットの原子力発電の能力を獲得する」と発表していた。

エネルギー専門家によると、イスファハン核技術施設は中国製の実験用原子炉と器材を備えているという。

イエローケーキ(ウラン精鉱)を積載したトラックが核技術施設のあるイラン中部イスファハンに到着(HMIDREZA NIKOMARAM/AFP/Getty Images)

(佐渡道世)

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