世界的なジーンズとブラジャーの生産地 深刻な汚染実態=広東省

【大紀元日本12月7日】新塘と谷饒、広東省にあるこの2つの小さな街は中国でその名が知れ渡っている。珠江デルタ東北部に位置する新塘は世界的な「ジーンズの都」として、中国人がはくジーンズの6割以上、60もの海外ブランドを作り出している。一方、汕頭(スワトウ)市の谷饒は毎年2億枚のブラジャーを生み出す「ブラジャーの街」として有名である。

しかし、華やかに世におしゃれを送り出すこの二つの街は、実は深刻な汚染問題を抱えている。11月30日に環境保護団体グリーンピースの中国支部がその実態を調査報告書で明らかにした。

同報告書は今年8月から10月にかけて、新塘と谷饒の11カ所で川の水と川底の泥について成分測定を行いまとめたもの。計21個のサンプルのうち、17個のサンプルから重金属が検出されており、カドミウム含有量が許容値の128倍に達する泥のサンプルや、pH値12の水のサンプルもあったという。

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