11人の省クラス高官、汚職で死刑や無期懲役=中国

【大紀元日本12月31日】中国では2010年度、11人の省クラスの高官が汚職犯罪の罪で執行猶予付きの死刑判決または無期懲役を言い渡されている。個々の収賄金額は皆500万元(約6000万円)を超えている。

中国紙・法制晩報は政府メディア新華社やCCTV、中央人民ラジオ局の一連の関連報道を総括して、この一件を報じた。

これら高官の一部は収賄罪のほか、「不正流用罪」、「巨額財産出所不明罪」、「職権濫用罪」も科せられている。

また、中には収賄、不正流用金額が1000万元を超す人もいる。

広東省政治協商会議(政協)元主席の陳紹基・容疑者の犯罪総額は3000万元に達する。国家開発銀行の元副行長の王益・容疑者の犯罪総額は1000万元を超す。

報道によれば、浙江省党委員会の常務委員、党紀律委員会元書記の王華元・容疑者は執行猶予付きの死刑判決を受けた。その収賄総額は771万元、また、894万元の財産について出所を説明できないでいる。

天津市党委員会常務委員の皮黔生・容疑者の収賄総額は755万元、職権濫用の罪とあわせて執行猶予付きの死刑判決が言い渡された。報道によると、その汚職により、2.2億元の国有資産が消えた。

さらに、貴州省政協元主席・黄瑶、公安部元部長補佐・鄭少東、吉林省人大常務委員会元副主任・米鳳君、中共福建省委員会元常務委員・陳少勇、全人大常務委員会予算委員会元主任・朱志剛、中国核工業集団公司元総経理・康日新、最高人民法院元副院長・黄松有も死刑や無期懲役が言い渡された。

これらの高官の大半は60~70代の年齢層である。

(翻訳編集・叶子)
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