中国臓器移植の闇 「法輪功の人がターゲット」 日本人ブローカーの証言

中国での臓器移植を巡り、臓器移植支援をうたう民間団体を運営していた元幹部2人が、詐欺容疑で告訴された事件で、中国での闇の臓器移植の実態が再び日本で注目を集めている。中国や東アジアで移植手術を斡旋する日本人ブローカーは昨年、移植ドナーの中の法輪功学習者の存在について匿名で大紀元に証言した。

 アメリカ、カナダ、日本などでは臓器移植までの待機期間が2~4年であるのに対し、2001年から臓器移植件数が年間1万件を超え、近年臓器移植数が世界第2位となった中国では1週間~1カ月という異常な短期間で手術が行われている。そのため、近年海外から中国へ渡航して臓器移植を行うケースが急激に増えている。一方、ドナーの出所は不明であるため、国際的に人道的・医療倫理の面で批判が強い。

 2009年の中国衛生部の報告によると、2003年からの6年間で、一般市民からの臓器提供はわずか130例。移植数とドナー数との差について、中国衛生部当局は65%が「死刑囚である」としているが、中国当局の公表によれば、2000年から2005年までに処刑された死刑囚の数は9696人である。これらの囚人の臓器が全部移植用に提供されたとしても、実際に患者に適合し移植できるのは200から1000例しかないはずだと言われている。国際人権組織は、2001年から2005年までの5万件以上の臓器移植件数のうち、4万件以上の臓器の出所は不明であるとしている。

▶ 続きを読む
関連記事
3月22日、中国共産党による臓器収奪の実態を追ったドキュメンタリー「国家の臓器」の上映会が名古屋市で開かれた。来場の識者からは「これは人権以前の問題だ」との指摘が相次ぎ、国際社会に向けた問題提起の必要性が改めて示された
江沢民派のフィクサー、曽慶紅。豪邸購入や国有資産横領にまみれた一族の腐敗から、南アフリカでの暗殺未遂、臓器収奪への関与まで、その権力掌握の足跡と法輪功迫害に加担した「血債派」の闇の真相に迫る
米国の著名な心理学者ドクター・フィル氏が、中国共産党による臓器収奪の実態を告発。信仰を理由に拘束された人々が「生体在庫」として管理され、注文に応じて殺害される非道なシステムの闇に迫る
新刊『受注殺人』は、中国共産党による産業規模の臓器収奪の実態を暴く衝撃の一冊だ。20年にわたる調査に基づき、法輪功やウイグル人への迫害と西側の加担を告発。人類の良心に問いかける、必読の記録である
中国でマレーシア人観光客が不審な「脳死」判定を受け、即座に5名へ臓器が移植された。この異常なマッチングの速さに、国家規模の「臓器狩り」を疑う声が噴出している。入国した者が標的となる恐怖の真相に迫る