【フォトニュース】ハイチ地震 ロシア熱波 2010年自然災害による死者は29万6800人

【大紀元日本1月25日】2010年の自然災害による死者は少なくとも29万6800人で、被災者は約2億800万人、損害は約110億ドル(約9兆円)に上ったと、国連の国際防災戦略(ISDR)とベルギーのルーベンカトリック大学災害疫学研究センター(CRED)が24日、発表した。

死者数の中でも、ハイチ大地震とロシア熱波の犠牲者数が全体の多数を占めている。昨年1月にカリブ海のハイチで発生した大地震の犠牲者(22万2500人)は全体の75%を占め、次に6月から8月にかけての記録的なロシアの熱波による死者数(5万5736人)が18%となった。他の自然災害には、4月の中国青海省地震(2968人)、7月のパキスタン大洪水(1985人)などが挙げられている。

もっとも損害額が大きいのは、2月に発生したマグニチュード8.8のチリ地震で、損害額は約30億ドル(約2.4兆円)に上った。次に中国の洪水・地滑りの被害で18億ドル(1.44兆円)となっている。

中国青海省地震の被災地。土砂を移動させるため協力し合うチベット民族の人たち。2010年4月17日撮影((SFTHQ/Creative Commons)

森林火災の濃い煙で、太陽光が遮られ日中でも暗い。2010年8月4日撮影(zub4ik/Creative Commons)

ロシア熱波。森林火災の煙が首都モスクワ「赤の広場」を覆う。2010年8月4日撮影(Monstrue/Creative Commons)

ハイチ大地震の被災地。2010年1月22日撮影(newbeatphoto/Creative Commons)

ハイチ大地震で倒壊した教会。2010年1月22日撮影(newbeatphoto/Creative Commons)

(佐渡道世)

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