世界のピアニスト・ランラン 北京の御用人に
【大紀元日本1月31日】2月に来日し、東京赤坂にあるサントリーホールで公演が予定されている世界的な人気ピアニスト・郎朗(ランラン)が、現在米国で話題の人物となっている。
その理由は、アメリカ在住のランランが2週間前にホワイトハウスで開かれた胡主席の歓迎晩餐会で「わが祖国」という曲を演奏したことにある。この曲は中国で最も有名な反米曲であり、中国共産党が反米宣伝の道具として利用し、愛国感情を煽動するために演奏されてきたものだ。北京の政治的な意図でランランがこの曲を故意に選んだと米国の世論は見ており、中国の政治外交に芸術が利用されたことを揶揄する「ピアノ政治」という表現が、米国批評家の口から生まれた。
晩餐会演奏事件の影響であろうか。1月29日にニューヨーク州バッファロー市で予定されていたランランの演奏会は直前にキャンセルされた。主催者によるとランランの体調不良がその理由で、演奏会は7月に延期されるという。
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