警察除け「門神」に 脱プロパガンダ年越し ウサギの中国新年に新たな光景
【大紀元日本2月3日】爆竹の火薬の匂いが漂うなかで、中国は今日、旧暦の新年を迎えた。爆竹や、門扉に飾る「春聯」と呼ばれる対句や「年画」、親族一堂でお正月料理「年夜飯」を夜通しで食べながら新年を迎える「守歳」の習わしなど、古くからの風習にはお祝いと厄除けの意味合いが織り混ざる。目に見えない怪獣への恐れ、それを追い払い縁起を担ぎ新年を迎える、そんな人々の思いが込められる。
そして2011年の中国では、人々の「怪獣」への憂患は依然として消えない。しかし伝統的な見えない怪獣より、現実版の実在のできごとのほうがもっと恐るべき存在のようである。いつわが身に降り掛かるかわからない悪性事件、権力が横行闊歩する道理の通らない世の中への危惧が人々の心の中で燻りながらも、少しずつ追い払おうとする決意へと様変わりしたようにも見える。「火薬」の匂いは人々の心にも染み渡ったようだ。
艾未未、厄除け門神を描く
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