米著名評論家、中共領事館を糾弾するNZ議員に「喝采」

【大紀元日本2月16日】ニュージーランド北部オークランド市の中国総領事館が、同市で上演予定の海外華人団体・神韻芸術団(本部:ニューヨーク)の公演活動の妨害を目的とする書簡を市議会議員に送っていた事件について、有名米政論誌の上級編集者は書簡を公開した議員らを「拍手喝采する」と賞賛した。

米政論誌・ナショナルレビューの上級編集者ジェイ・ノルディンガー(Jay Nordlinger)氏は大紀元の取材に対し、「今回の事件でも、ホワイトハウスで反米曲を演奏したランラン事件からも、中国政権が輸出している共産党文化とそのイデオロギーの常套手段が現れている」と答えた。

米ニューヨークに拠点を持つ神韻芸術団は、中国の伝統文化を中国古典舞踊、歌と音楽で世界各国を巡回して紹介している。今月2~5日にオークランドの公演前に、同市の議員らは中国総領事館から「イベントには近づかないように」との要請の書簡を受けた。キャシー・ケイシー議員を含む複数の議員は後、書簡を公開し中国当局を非難した。

これらの議員の行動に、ノルディンガー氏は「中国共産党政権が背後で操作している数々の悪事を明らかにすることはとても重要で、ニュージーランドの議員たちが行ったことに拍手喝采する」「中国共産党政権は、大陸で国民を抑圧するやり方を海外の議員にまで強要することなど容認できない。自由の地である西側諸国では中国人も含めて、すべての民衆には選択の自由、思想の自由がある」とコメントした。

ノルディンガー氏はこれまでに、ニューズグループ主催の年度最優秀記者評論賞や「記者と文化基金会」の年度最優秀記者賞などを含む多くのメディア関連の賞を受賞しており、ブッシュ大統領選挙時のスピーチ原稿の専属ライターを務めた。

中国政権から独立した海外華人がニューヨークで設立した神韻芸術団。これに対する中国大使館の妨害について、ノルディンガー氏は、「中国政権は共産主義を信奉するよう人々を洗脳し、中国文化を制御しようとしている。中国共産党イコール中国、中国共産党の考えに染めた文化イコール中国文化と、人々の頭に叩き込んでいる。これは絶対に間違っている。実際、中国政権のイデオロギーと共産党文化は、マルクスとレーニン主義に由来するもので、外来の異端の説を強制的に移植したものである。これらは中国に不幸の歴史災難をもたらした」と述べた。

また神韻芸術団の中国の伝統文化を復興する主旨に賛同し、「中国の文化は民衆が作り出すものであり、民衆が継承し発揚するものである。本当に中国に属し、中国の発展につながる文化は民衆が自らの意思で選ぶものだ」と語った。

(翻訳編集・余靜)
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