【フォトニュース】世界で最も新しい国の名は「南スーダン」

【大紀元日本2月17日】前月行われた住民投票で、今年7月9日に分離独立することが決まったスーダン南部。自治政府のスーダン人民解放運動(SPLM)は、世界でもっとも新しい国の名前は「南スーダン」になることを明らかにした。

SPLM事務総長パガン・アマム氏は16日、国名は「南スーダン」が提案され、暫定議会により承認されると発表した。パガン氏は仏AFP通信の取材に対して、「この国はまさに今生まれた赤ん坊のようだ。今はまだ覚束ないが、これから発展していく可能性をもつ」と答えた。

独立分離を決める住民投票では約99%の南部スーダン住民が独立を支持し、約半世紀に及んだイスラム教アラブ系の北部住民と、キリスト教アフリカ系の南部住民との間の内戦に一旦は区切りがつく形となった。

しかしバガン氏が「覚束ない」と述べたように、南部の内情は安定とは程遠い。9日には自治政府軍と反政府勢力が武力衝突し、民間人を含む105人が死亡した。またロイターなどは、原油埋蔵量を豊富に持つ南部の独立は、権益争いを過熱させ、両側の対立を深める恐れがあると伝えている。

(Photo credit should read PETER MARTELL/AFP/Getty Images)

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(佐渡道世)

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