「悪人主導の中共政権、崩壊止められぬ」 人権弁護士・高智晟の手記
【大紀元日本2月28日】高智晟(こう ちせい)。中国の人権弁護士で、「中国共産党当局が最も恐れている人権活動家」といわれている。2000年、北京に智晟法律事務所を設けると、汚職役人の告発、人権問題、中国当局に弾圧されている法輪功など、多くの弁護士が尻込みする案件について弁護を請け負った。2006年には「国家政権転覆扇動罪」で、懲役3年、執行猶予5年の判決が下された。その後、中国の秘密警察に幾たびも拘束され、虐待されているが、今は行方不明。
2010年3月、北京で一時姿を見せたが、2010年4月、AP通信の取材を受けたあと行方が分からくなった。今年1月10日、胡錦濤国家主席の訪米前、AP通信は2010年4月の同氏への取材内容を伝え、同氏の証言として、中国当局に監禁された期間中に受けた悲惨なリンチ・拷問の内容を報じた。ほぼ同時期、同氏が2009年1月監禁中に書き上げた手記「私の心の声」が米国に亡命した妻により公開された。
手記で、その家族が受けた迫害、中国での深刻な人権状況、暴力集団となっている司法当局、社会モラルを破壊する中共当局への痛烈な批判、中国民主運動に対する考えや、中共の人権侵害に目をつぶって中国当局と経済利益のやり取りをする先進国の政治家への譴責が述べられている。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。