テレビ爆発が多発 4人に1人が経験ありか

【大紀元日本3月9日】河北省保定市の臧さんは2月11日午後8時ごろ、リビングでテレビを見る妻を残し、寝室に入った。しばらくすると、部屋中に刺激臭が漂いはじめ、不審に思った臧さんがリビングに入ると、テレビ周辺から炎が上がっていた。幸い、臧さんの妻は犬の散歩に出かけており、室内に人はいなかった。

後に消防が駆けつけ火は消されたが、テレビは枠だけが残り、後ろの窓ガラスも消えていた。壁や棚、衣服類はすべて真っ黒になり、室内に焦げ臭い匂いが充満している。「これはテレビなんかじゃない。時限爆弾だ」と臧さんは言う。

中国ではテレビの爆発が後を絶たない。1月14日にも、20日後に息子の結婚式を控えた山東省淄博市の陳さん宅で、テレビが爆発する事故が起きた。テレビは息子の新婚生活のために新しく購入したもので、スイッチを消してしばらくしたらいきなり爆発したという。

また、昨年の12月1日、山東省莱蕪市の李さん宅でも、いつものようにテレビを見終わってコンセントを抜いたら、20分後にそのテレビが爆発していた。

中国でのインターネット調査を行うサーチナ総合研究所が今月初めに行ったアンケート調査によると、4人に1人の中国人がテレビの爆発に遭遇したことがある。この調査に答えた人は749人で、広東省や上海市、北京市からの回答が多かったという。

テレビの爆発事故が多発する事態を受け、中国共産党の機関紙・人民日報系ポータルサイト「人民網」はこのほど、「液晶テレビの爆発を防ぐ3つの方法」という文章を掲載した。テレビを熱源の近くに置かないことや、異常があったらすぐ修理に出すこと、コンセントをこまめに抜くことなど、テレビを見るのも油断できない中国の「テレビ事情」が浮き彫りとなった。

(翻訳編集・張凛音)
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