流血弾圧から3年 チベット観光ツアー全面禁止

【大紀元日本3月10日】チベット・ラサの民衆抗議デモへの中国当局による流血弾圧から3年が経つ。これを受けて当局は、外国人旅行者向けの3月のチベット観光ツアーを全面禁止にするなど、神経を尖らせている。

2008年3月14日のチベット武力弾圧事件では、死者135人、負傷者1000人以上、900人が拘束され、その内の76人が刑に処された。

AFP社によると、当局は中国国内旅行会社に対して、3月の外国人旅行者のチベットツアーを全面禁止したという。ラサ市の旅行会社は、4月にチベットツアーが解禁されるかどうかは不明で、再開が確実なのは6月以降だと話している。

外国人旅行者がチベット入りする時は、中国の入国ビザのほかに、チベットに入るための特別許可証を申請・所持しなければならない。2008年の武力弾圧事件以後の1年間は、すべての外国人がチベットに入ることを禁止されていた。

(翻訳編集・余靜)
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