三陸沖でM8.8 都内でも震度5強 交通網ほぼ麻痺

【大紀元日本3月11日】11日14時46分ごろ、東北から関東の広い範囲にかけて非常に強い地震が発生した。気象庁によるとマグニチュードは8.8で、震源は三陸沖。千葉県では石油製油所が火災になり、都内でもお年寄りのショック死などが報告されている。

地下鉄を含む主要交通機関は19時、首都圏JR全線は終日運転見合わせを発表。地下鉄メトロも運行を見合わせている。

政府は夜、緊急会見を開き、徒歩での帰宅で二次的な被害を受ける可能性があるため、職場等安全な場所で待機するよう呼びかけている。また気象庁は今回の地震を「東北地方・太平洋沖地震」と名付け、「観測史上、国内最大」と位置づけた。

地震が起きた直後、東京中央区では揺れに驚いたサラリーマンらが建物から次々と屋外に出て、立て続けにおきる余震に怯えた。道路上は動揺を隠せない人々で満ちていった。

中央区の秋葉原駅では18時半ごろ、電車を待つ人で溢れており、地面に座り込んだり駅に大型画面の液晶TVで地震災害情報を確認していた。お年寄りの人も「初めての経験、びっくりした」と述べた。

首都圏内は交通網がほぼ完全麻痺状態にあるため、自転車が飛ぶように売れている。都内にはビルの壁タイルが落下した箇所が何箇所があり、ヘルメットを装着したまま帰宅を試みる人々も少なくない。

都内中央区にあるオフィス。書類やファイル、雑誌などがキャビネットから投げ出された(大紀元)

西川口駅前のパチンコ店。歩道が一部陥没している(大紀元)

都内中央区にあるオフィス。書類やファイル、雑誌などがキャビネットから投げ出された(大紀元)

西川口駅前の店舗の壁が崩れ落ちた(大紀元)

(佐渡 道世)

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明