中国ネットユーザー「日本救援」8割支持

【大紀元日本3月15日】東日本大地震に関して、中国の大手ポータルサイト鳳凰網はこのほど、「日本を救援するべきか」を問うネット・アンケートを実施した。

その結果、「日本は私たちを助けたことがあるので、私たちも日本を助けるべきだ」との回答が21%、「両国が歴史と現実的な面においていくら衝突があったとしても、我々は助けるべきだ」と答えたのが59.4%、合わせて約80%のネットユーザーが日本への救援を支持した。

中国国内で受けた反日教育による恨みの感情から、今回日本が受けた災難に対し「喝采」の声が上がってくるのではないかと、一部の評論は見なしたが、当該アンケートによる結果は、多くの中国人が日本を応援する気持ちを伝えるものであった。

ある学者は、「私たちが受けてきた教育の中には、憎しみがあまりにも多く、他者への関心と愛が少なすぎた。そのため米国の9・11の時も、これを喜ぶ声が散見されたかもしれない。しかし、災害に当たっては、我々は同じ人類であり、また大自然を前にすれば誰もがもろくて弱い魂でしかない。中日両国間には歴史的に様々な問題があったが、我々はともに人類であるという一つの理念に基づけば、今後両国民が共同して問題を解決する道が探せるかもしれない」と語った。また、その最後に、「今日、私は日本を応援する。そして、これは多くの中国人の今の気持ちであると信じる」とコメントした。

ある専門家は、今回の日本の大地震の破壊力は、2008年に中国四川で起きた地震の20倍にもなると述べた。これに対し、ある評論は「今回の地震は日本を震動させたが、また(別の意味において)多くの中国人の心も震わせた。津波で押し流される家や車、屋根の上で救助を待つ被災者を見て、我々中国人は、日本と日本の民衆のために祈りを奉げたのだ」と記している。

(翻訳編集・柳小明)
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