東日本大地震 台湾企業にも影響

【大紀元日本3月18日】日本観測史上最大のマグニチュード9.0の大地震は日本企業だけでなく、日本にいる外国企業にも影響を及ぼしている。台湾大手半導体製造企業・聯電(UMC)、世界最大手半導体組み立て企業の日月光、液晶パネル大手メーカーの友達光電などの企業は東北各県に工場を構えている。地震による大きな被害はなかったが、半導体製造用の石英管などの設備の損傷の修復や、停電による一時的な製造中断のため、出荷の遅れが余儀なくされている。台湾メディア・民視新聞が伝えた。

報道によると、半導体の他にも、台湾市場で人気を集めている日本の省エネ自動車は、製造工場が今回の被災地とその近隣地区に集中しており、台湾の輸入代理商が今後の動きを懸念している。自動車のほか、部品の供給にも影響が出そうだ。

また、電子、自動車業界以外にも、日本から台湾に輸入される生鮮食品が、日本国内の物流、航空便の就航状況などの影響を受け、しばらく見送られている。さらに放射線漏出の問題は今後、食品輸入業界にいっそう深刻なダメージを与えるとみられる。

(翻訳編集・余靜)
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