ミャンマーでM7.0の地震 タイや中国にも被害

【大紀元日本3月28日】24日午後8時25分(日本時間同10時55分)ごろ、ミャンマーでM7.0の強い地震が2回発生した。

米地質調査研究所によると、震源地はミャンマー・タイ北部とラオス国境付近で、1回目の震源の深さは10キロで、2回目が230キロ。その後も数百回に及ぶ余震が続き、最も大きな余震はM5.5だという。ミャンマーとタイ国境近くにある村では建物がほぼ全て倒壊し、外界と繋がる道路にも、至る所に巨大な亀裂が入り寸断された状態だという。ミャンマー政府筋によると、現在までに少なくとも75人が死亡したと伝えられている。

一方、タイ側でも2人の死亡が確認され、タイ北部の観光地では古跡や寺院などの倒壊や仏像の破損などの被害が出ているという。

この地震の影響は中国南部の雲南省にも及んでおり、5000軒余りの住宅や校舎の損壊が伝えられている。

(翻訳編集・坂本)
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