古ダンボールが人気 米古紙業、対中輸出が急増

【大紀元日本4月21日】米国は古ダンボールなどの中国向け輸出が急増していることが統計で分かった。中国側にとっては紙製造用の木材や古紙不足の緩和、米国側にとっては就業機会の創出と貿易赤字の軽減に役立っているという。

ウォール・ストリート紙(中国語版)の報道によると、米国内消費の回復に伴い、中国から米国への輸出も増え、輸出製品の梱包に使われるダンボールへの需要も一段と高まっている。しかし、中国は製紙用の木材が不足している上、古紙をリサイクル材として回収する習慣が定着していないため、米国からの輸入に多く頼ってきた。

また、中国で再生したダンボールは、米国への輸出商品の梱包に使うだけでなく、拡大する国内中産階級のニーズにも対応している。中国の業者にとって、古紙を輸入して国内で再生するほうが、新品ダンボールを輸入するよりはるかに安いことも、米国への古紙注文の増加につながっている。

一方、米国パッキング及びリサイクル業の3月統計報告「オフィシャル・ボード・マーケット」によると、今年3月、中国の製紙工場が米国側に支払った古ダンボールの輸入価格はトン当たり228米ドル(約1万9千円)で、前年同期比5%上昇しており、2007年同期比約42%も上昇した。

(翻訳編集・余靜)
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