中国人女性、サムスンから機密窃取の疑いで逮捕

【大紀元日本4月21日】韓国の警察当局は10日、サムスン電子の家電部門に勤務していた中国籍女性を、企業機密窃取の疑いで逮捕した。女性は盗んだ情報を中国の家電企業に横流ししようとしていたという。韓国聯合ニュースが13日伝えた。

サムスン電子の家電部門の主席研究員として勤務していた女性容疑者(40)は、今年の3月末から4月初旬までの間に、同社から騒音消去に関する機密技術資料や、冷蔵庫や洗濯機などのいわゆる「白物家電」の中長期発展戦略などの内部機密を盗んだという。その行動に不審な点があったため、関係者が警察に通報した。

容疑者が終業後または同僚の留守時に窃取した機密資料は、警察が家宅捜査した際に押収された。取り調べによると、容疑者は中国の大手家電メーカーに再就職する予定だったという。一方、盗まれた企業機密はまだ外部に漏洩していないもよう。

韓国警察庁によると、今年の1月から3月までに計17件の産業スパイ事件が摘発され、82人が逮捕されている。昨年同期に比べて約3倍に増加した。そのうち、機密が海外に渡った事件は7件で、中国と関連する事件が多いという。

(翻訳編集・余靜)
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