かつての造反派リーダーも「お目見え」 中国、左傾化がすすむ

【大紀元日本4月29日】24日、人民大会堂で開かれた清華大学創立100周年の記念行事に出席したある人物が多くの注目を集めた。蒯大富さん、65歳、文化大革命初期の清華大学の造反派リーダーだ。

1966年、当時理工学部化学科3年生の蒯さんは、清華大学紅衛兵団の責任者として、劉少奇・元主席とその妻の王光美氏に対する残酷な攻撃と吊るし上げを主導した。翌年には蒯さんはその「功績」が認められ、北京市の革命委員会常務委員にも抜擢され、清華大学の流血武力闘争の陣頭に立った。

「北京市造反派5人の司令官」の1人ともなる蒯大富さんは文化大革命後に投獄され、1987年に釈放された。その後は公の場から身を潜めてきたが、このたび意気揚々と人民大会堂に現れたことで、多くの人に封印された文化大革命の記憶を蘇らせたという。

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