土地収用で警官ら暴行 村民30人重軽傷=中国重慶

【大紀元日本5月3日】四川省重慶市江北区魚嘴鎮の楼房村で4月20日、現地政府による土地収用をめぐって警察が村民に暴行を加え、村民30人以上が重軽傷を負う事件が発生した。半数を超える20人以上が重傷で、そのうち2人は暴行を受けた当時から危篤状態が続いていた。2人の現在の容態は、その生死も含めて不明。事件発生後、数千人に上る村民が魚嘴鎮(鎮は村の上の行政単位)の役場に押しかけ、事件の説明を求めるとともに、暴行の首謀者と実行犯を厳重に処罰するよう要求した。

「殴れ、やっちまえ」村民を無差別殴打

4月20日午前10時ごろ、工事を強行するため重慶市政府当局の率いる実行部隊が魚嘴鎮に到着した。その数は千人近くで、警察・保安(公職ではなく雇われた警備員)の他に、暴力団と見られる黒服の一団も含まれている。

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