「高収入を求めてか?」 中国ホワイトカラーに迫る過労死

【大紀元日本5月5日】5月1日のメーデーは、中国では国際労働節と呼ばれ重要視されている。そのメーデーにも関連して、近年の中国では労働時間が長くなり、過労によって働く人々の健康が脅かされていることが大きな話題となっている。広州の「南方日報」が行った調査によると、最近の中国のホワイトカラー層の労働時間は週50時間を上回っており、高収入を手に入れるために健康を代価としている実態があることを指摘している。

南方日報が行った調査は、会計士、ソフトウェアエンジニア、ソフトウェアアーキテクチャー、IT販売員、広告業界従業員、メディア関係者及び教師など、いわゆるホワイトカラーと呼ばれる職業を対象に実施したもの。中国の労動法では、労働者の労働時間を「一日8時間を超えず、週平均で44時間を超えない」と明確に定めているが、今回調査対象となった50人のうち、65%以上が週50時間を超えている。

職業別に見ると、90%近くの会計士、ソフトウェアアーキテクチャー、メディア従事者らは、一日に12時間以上をパソコンや端末操作に費やしているという。

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