【フォトニュース】「あった、オレの車」 仙台沿岸部 並木にかかる大量の車両

【大紀元日本5月7日】「あった、あった、これはオレの車だ」。水産会社を経営する牧野先雄さんの車は、他の車に半分乗り上がった状態で発見された。

 仙台市宮城野区の沿岸近くを走る仙台東部有料道路の両脇には、東日本大地震で起きた大津波に押し流された大量の車両が、並木に引っかかり放置されたままとなっている。牧野さんは4日、弟夫婦とともに車を捜しに来た。間もなくして別の車両に乗り上がった状態で牧野さんの車は発見された。購入から4年半ほどしかたっていない車は、窓ガラスが割れ、ボンネットが大きく凹んでおり、変わり果てた姿となっていた。

 牧野さんは3月11日の午後、この発見場所から100メートルほど離れたところにある仙台港国際ビジネスサポートセンター「アクセル」で会議中だったという。「ビルから自分の目で、自分や社員たちの車が津波に押し流されるのを見ていた」と話した。

 経営する水産会社は、多賀城の大型スーパー「ジャスコ」に多くの水産・生鮮食品を卸していたが、同店はまだ再開していない。牧野さんは、「今後どうするかはまだ検討もつかない。しばらく様子を見ようと思う」と述べた。

 

牧野さんを撮影する、双子の弟夫妻(大紀元・曹景哲)

 

(大紀元・曹景哲)

 

(大紀元・曹景哲)

(佐渡 道世)

 

 

 

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